Tableau認定資格 Tableau Desktop Certified Associateの合格に向けた試験準備
この記事について
Tableau Desktop Certified Associateは、Tableau認定のTableau Desktopの資格で、難易度が中級のものです。 つい先日(2020/08/29)、私もこの試験を合格し、資格を取得することができました。本記事では、その経験を踏まえ、これからこの試験を受ける方に向けて、試験準備の仕方・ポイントについて説明させていただきます。
私が行った試験準備
私のTableauのレベルは、分析官として1年半ほど業務でTableauを使っているくらいのレベルです。そんな私が試験準備にかけた時間は、全体で10hほどです。この時間で、大きく分けて下記2つの作業をしました。
出題傾向、レベルの把握
知識問題の対策
※実技の対策はほぼ行っていません。
出題傾向、レベルの把握
下記2記事を読み、記事内の問題を解きました。これによって、出題傾向、レベルを把握できました。特に、例題と過去問のレベルから、実技は対策なしで解けそうだと判断できました。(他にも記事を漁りましたが、この2記事で十分と言えるほど、おすすめです)
- 公式の試験のガイド
例題があり、出題傾向とレベルが分かります。出題傾向はほぼこのままです。特に、地図、セットを使った計算など、頻出問題が分かります。レベルは、実技については、この例題のうち難しめの問題くらいのものが多かった印象です。また、知識問題については、例題と同じくらいの印象です。
- 過去問がある記事
驚くべきことに、私の試験では、データソースは、上述記事内の過去問と全被りで、全く同じ問題もちらほらありました。この意味でも、過去問は重要です。(この記事は、過去問以外にも試験を受ける上で役立つことが丁寧に書かれているという点でもお勧めです。)
知識問題の対策
下記2冊のTableauユーザ会から出ている本をざっと読みました(読みやすく分かりやすく網羅的なのでお勧めです)。
実際に受験して感じた、試験で問われること
早く正確にやや高度な計算をする能力
やや高度な技術(コンテキストフィルタ、FIXEDなどの詳細レベルの計算、表計算、セット、アクション等)を使って、自分がしたい計算を実装できること
その実装が早く、正確なこと(検算含む)
知識問題で挽回は難しそうなので、試験時間が足りない時点で落ちる可能性が高いです。 周りの受験者で、試験時間が足りなかった人、試験時間が余った人がいます。その違いはこの能力の違いにありそうです。
正確なTableauの用語の意味を把握した上での、詳細な知識
試験問題の日本語が直訳でやや不自然なので、問題文や回答選択肢からTableauの用語の意味の類推がしにくいです。また、問われることが細かいです。そのため、Tableauの用語の定義(例えば、クロスデータベース結合)、その関連知識を正確に知っておく必要があります。
試験準備の反省、受験した感想
上述しましたが、試験問題のデータソース、問題は使いまわしなので、過去問のチェックは重要です。
私の場合、受かりましたが、知識問題の対策が不十分でボロボロでした。業務でTableauを扱っているだけで業務外で勉強をしていなければ、知識は偏っていることが多く、補填が必要と感じました。私個人の話ですが、より確実に受かる状態にしておくために、今回の対策のように本を読むだけでなく問題を解くべきでした。
ただし、実技ができれば、ぎりぎり受かりそうです(※75%が合格ラインで、私のスコアは80%でした)。今回、そこそこ解けた実感がありました。
まとめ
今回は、Tableau Desktop Certified Associateの試験準備について書かせていただきました。この記事が、皆さんがこれから効率的で効果的な試験準備をするための一助になればと思います。GRI寺内