歩きながら考えること

 答えが決まっていないテーマについて考える際、他の人がどのように考えているのか、工夫していることがあるのかとても気になります。

 自分は机の上でPC越しに考えて行き詰った際、歩きながら考えてみることがあります。初めは、じっとしているのがストレスであることもあり歩いてみたのですが、自分の感覚として歩きながらの方が、考えがまとまりやすいと感じています。自分の感覚ではなく、根拠があることなのか調べてみました。

 結論として、歩くこと(身体を動かすこと)は考えることに良い影響を与え、良い考えが生まれやすいことに繋がるようです。

 これは座っている時に比べ、血の巡りが良くなるため、脳に酸素がたくさん供給されるようになることが理由になります。この結果、記憶力や注意力に関するパフォーマンスが向上することが分かってます。特に自由な発想が求められる場合、歩きながら思考する方が良い結果を導きやすいとの研究結果がみられました。

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 実際にAppleのスティージョブズは、Appleが拠点を置くパロアルト地区周辺の散歩コースを歩いていたそうです。スティーブ・ジョブズはこのあたりで長時間の散歩をすることが有名で、歩きながら、運動し、熟考し、問題解決のヒントを思いつき、そして誰かと歩きながら会議までしていたとの話しが残っています。また今日では、「ウォーキングミーティング」として、歩きながら議論を行うやり方を、常時取り入れている企業があるようです。

上野